【開催レポ】食べて健康になるお米をいただこう

お米は、私たちの食事にとって最も大切です。 そんな当たり前のことを改めて心から実感できるイベントになりました。 イベントには私が知っている限り、日本で一番お米の重要性を考えて栽培されている、ほたるの居る田んぼを創る会の園原久仁彦さんに講師として来ていただきました。園原さんは長野県高山村の美しい自然の中で、農薬、化学肥料を使わずに米と大豆を栽培しています。日本人の食事は米と大豆があれば主食になると考え、医食としての栽培を教えながら自身でも実践しています。

長野県高山村で10年以上農薬や科学肥料等を一切使用せず、冬期湛水不耕起栽培でお米を育てている園原久仁彦さん。

そんな園原さんの話を聞こうと多くの方が参加しました。みなさま日ごろから食や健康には気を使っている方が多かったですが、今回のイベントで多くの発見をしていました。 実際に園原さんのお米を紹介している中でいかに園原さんがこだわりを持って栽培されているのか、また慣行栽培で作られている、手に入りやすいお米にどれだけの農薬が使われているかの話があり参加者の皆さんは大変驚かれていました。園原さんのお米は観光のお米の数倍大きく葉っぱの枚数も多く栄養たっぷりのお米が取れるんですって。

一番参加者の方が驚かれていたことは園原さんの麹を使ったある実験です。その麹に感謝の言葉をかけたときと、マイナスの言葉をかけた時では体の感じるエネルギー、反応が全く異なったのです。きちんと「いただきます」と言って食事を始めることの重要性、目に見えないエネルギーを実感したお客様も多くいらっしゃいました。 そのあと、実際に園原さんの作ったお米でランチをいただきました。お米以外の食材も園原さんの作った食材やこだわりの食材を使ったおかずで皆さん心から感謝して食事を取られていました。実際に作っている人が目の前にいて、その人のこだわりをたくさん聞いた後のお米は今まで食べた中でも格段においしく感じました。

また、化粧品にもなり、健康飲料にもなる「麹水」に皆さん興味津々で、レシピを聞くために園原さんの周りに多くの人だかりも出来ていました。また食事で出たお米の販売も行ったのですが、予想以上の人気で用意していた分は一瞬で売り切れてしまいました。 園原さんの話が終わったあとも質問が絶えず、参加者の方の食と健康に対する意識や興味に話をしてくれた園原さんも驚き。自分の話にここまで反応があるとは!と嬉しそうに笑顔を浮かべていました。

今回のイベントを通して、無意識で摂っていた食事が、自分の心がけ1つで大きく変わることを実感され、食事の価値を高められた参加者の方も多くいらっしゃったと感じます。私も食事を摂る際の意識が変わるようなイベントでした。作り手の思いの話だけでなく実際にその食材をいただくことでそのエネルギーを十二分に感じることが出来ました。実際に自分の食べているものをどんな人が作っているのかがわかることがどれだけ安心で安全に感じるか、楽しい気分で食事ができるかが分かった素敵なイベントになりました。   暮らしの発酵プロジェクトでは、今後も生産者さんとの交流イベントを企画していこうと思っています。

イベントはイベントページからご確認ください。


2019年3月28日開催

Information
ほたるの居る田んぼを創る会
住所
長野県上高井郡高山村中山2034
TEL
090-9665-0907
その他
代表者: 園原 久仁彦

園原さんのお米は直接購入することも可能です。

この記事を書いた人

里菌 かこ
「暮らしの発酵通信」ライター/発酵ライフアドバイザーPRO.

EM生活㈱に10年勤め、農業・健康・環境などあらゆる分野での微生物の可能性について全国各地を取材し、EM業界紙に掲載。発酵ライフアドバイザーPRO.の資格を取得し、発酵食品についても広く理解を深める。ライティングだけではなく、ワークショップ講師やイベント企画も務める。

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