暮らしの発酵ホテルから10分。土に触れて癒される、自分だけのやちむんづくりに挑戦!

「やちむん」とは沖縄の方言で「焼物」のこと。その歴史は琉球王朝時代にまでさかのぼり、那覇市の戦後復興の一端を担ったなど、沖縄の生活には欠かせないものでした。長年使うことで器が馴染んでくることを「やちむんが育つ」と表現します。

暮らしの発酵ライフスタイルリゾートから車で7分の仁陶器工房さんで、あなただけのやちむんを生み出してみませんか?

―2週間前まで―

1.予約

伊達さんに電話(090-8416-5143)または仁陶器工房のinstagram からDM で予約。

―体験当日―

2.何を作るか決める

工房内には様々な形の陶器があるので参考になります。
作りたいものによって料金が変わるので、詳しくはお問い合わせください。
今回は小鉢に挑戦!

3.土をこねる

4.ろくろで成形

ろくろを使ったことがない人でも伊達さんが優しく手を添えてくれます。

5.ワイヤーでカット

―体験終了!ここからはプロにお任せ!―

 

6.乾燥

約10日間乾燥させます。

7.素焼き

750℃の窯で約8時間焼いていきます。

8.色付け

何色になるかはお楽しみ!

9.焼成

1240℃まで温度を上げ、約8時間焼いていきます。

10.完成

完成次第、着払いにて発送されます。

体験後記

大人になってから土を触る機会がめっきり減ります。土に触れるだけでなんだか癒されるのは私だけではないでしょう。

ろくろの上で回る土はまるで生き物でした。自由自在に形を変え、少し手を添えるだけでどんどん形になっていく。力を入れすぎると形は崩れてしまいます。

子どもを育てること、部下や後輩を育てることも一緒なのかと思いました。自分自身に力を入れすぎず、少し方向性が違ったらそっと手を添えてあげる。そんなことを教えてくれるやちむん体験でした。

 

やちむんをもっと深めたいなら 壺屋焼物博物館へ!

壺屋焼物博物館では、壺屋焼をはじめとする沖縄の焼物文化や歴史を、焼物の実物やパネルなどでわかりやすく紹介されています。

那覇市立壺屋焼物博物館
沖縄県那覇市壺屋1丁目9-32 tel. 098-862-3761

 


教えてくれる仁陶器工房▼伊達さんのストーリーはこちら▼

https://kurashinohakko-tsushin.jp/management/article/15582/

Information
仁陶器工房
住所
沖縄県中頭郡北中城村荻道144-1
TEL
090-8416-5143

この記事を書いた人

里菌 かこ
「暮らしの発酵通信」ライター/発酵ライフアドバイザーPRO.

EM生活㈱に10年勤め、農業・健康・環境などあらゆる分野での微生物の可能性について全国各地を取材し、EM業界紙に掲載。発酵ライフアドバイザーPRO.の資格を取得し、発酵食品についても広く理解を深める。ライティングだけではなく、ワークショップ講師やイベント企画も務める。

掲載号
この記事は "暮らしの発酵通信" Vol.20 に掲載されています。
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