お気に入りの醤油が必ず見つかる!:職人醤油 松屋銀座店
東京メトロ銀座線、丸ノ内線、日比谷線「銀座駅」に直結する松屋銀座店地下2階。醤油専門店「職人醤油」が2016年2月にオープンした。ショーケースに並ぶ醤油・醤油・醤油・・・赤・黒・黄色と、日本にはこんなに数多くの醤油があったのか?!と誰もが驚くだろう。
醤油のプロから醤油の魅力を聞きつくす
並んだ瓶の数に圧倒されながらも、さっそく醤油のテイスティング。ナビゲートしてくださったのは管理栄養士の資格を持ち、様々な食のイベントでも大人気の松浦みかさん。「お昼は何を召し上がりましたか?」という質問に「?」が並んだが、昼に食べたもの=口の中に残っている味の違いによって、どの醤油から味わってもらうかがかわるらしい。さすがプロ! 濃口、淡口(うすくち)、再仕込み、白、たまり。JAS規格で定められている5分類を一通り味わったところで、次は気になった分類の中での味比べ。同じたまり醤油の中でも、色の鮮やかさや味の濃さ・まろやかさ等がまったく違うのがよくわかる。店頭に並んでいる醤油はすべてテイスティングができるので、気になる醤油は気軽に聞いてみるといい。
100mlのお試しサイズ専門
“醤油を買う”となると、500mlや一升瓶の大きさが普通だが、職人醤油では100mlの小さいサイズが基本。というのも、全国には様々な醤油がある中、「色々使ってみたいけど、そんなにたくさん一気に買っても置き場所がないし、使い方もわからないし…」という想いに応えてくれる嬉しいサイズ感。 ローストビーフにはこれ、刺身にはこれ、煮物にはこれ、卵かけご飯にはこれ・・・と、食材と醤油のペアリングをおうちの中で楽しめそう。「こんな料理に合わせたいんだけど、どれがおススメですか?」と質問すれば、そこは醤油ソムリエが丁寧に教えてくれる。濃口醤油の使いまわしから、ワンランクもツーランクも料理の味がアップし、バリエーションも広がるはずだ。
深みにはまった方には醤油本を
「醤油っておもしろい!もっと知りたい!!」と思ってしまった方には、「醤油本(出版社:玄光社/著者:高橋万太郎・黒島慶子)」がおススメ。そもそも醤油ってなぁに?というところから、醤油がどのようにつくられているのか、どんな種類があるのか、いろんな醤油があるけれど、どうやって使ったらいいのか等、写真やイラストを交えてわかりやすく解説している。 もちろん、職人醤油が扱う醸造蔵の紹介も掲載されている。蔵によっては、見学が可能な所もあるので、一度訪ねて、直接話を聞くのもまた、醤油の楽しみ方のひとつ。